AboutBrush ASIAとは
Brush ASIAは、主に開発途上国を対象に、「予防」という考え方をもとに虫歯や歯周病を減らし、それらの援助事業をもって各国が自立した口腔衛生管理を獲得することを目的とする非特定非営利活動法人です。
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mission
アジアのすべての子どもたちへ、
笑顔が輝く白い歯を。 -
vision
アジアの国々において、「予防」の概念のもとに、虫歯や歯周病といった口腔疾患を減らし、各国の自立した口腔衛生管理の獲得に寄与する。
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value
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We Do
・定期健診
・ブラッシング指導
・フッ素塗布
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We DON’T DO
・我々が主体となった予防活動
・我々による歯科治療
・現地にない機器材料の使用
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Project CAMBODIAカンボジアでの活動について
カンボジアの現状
カンボジアの口腔衛生状況は、他のアジア各国に比較して極めて悪い状況です。3歳児の86%が虫⻭を経験し、小学生の93%以上が虫⻭を経験しています。
これは、2025年までに東南アジア地域の5歳児における虫歯経験率を50%以下に減らすというWHO東南アジア地域口腔保健行動計画から大きく離れています。
また、カンボジアの6歳児の永久⻭の虫⻭、欠損、充填⻭(DMFT)の平均数は9本(20本の乳歯のうち平均で9本が虫歯)で、治療を受けた子どもは5%未満です。虫⻭によって痛みや食事困難を引き起こすだけでなく、子供の成⻑や学習にも影響を与えています。
しかし、児童への口腔ヘルスケアの提供は主に非政府組織との提携を通じてごく小規模で提供されており、今現在⻭の病気により苦しめられている子供たちに対処するためのモデルはまだ存在していません。
ISSUEカンボジアの課題
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歯磨き習慣の欠如、フッ化物の不使用
首都近郊での口腔衛生状況に比べ、郊外での状況が悪い
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糖分の多い飲料の摂取などの生活習慣
スナック、ジュースが小学校の校庭で販売されているなど、悪い飲食習慣の浸透
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歯科検診の不実施
郊外では保健所や学校での歯科健診は行われておらず、実態が把握できていない状態
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保健所の受診率の低迷
郊外の保健所に歯科医師、デンタルナースは存在せず、地域住民の受診は限られている
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歯科医師、デンタルナースの不足
給与の格差から、有資格者は都心部に集まってしまい、地方には存在しない。
虫歯によって痛みが生じても、歯科医師のいる中央病院までの距離が遠いため、村に存在する歯科技師(無資格者)によって抜歯が行われているのが現状
ApproachBrush ASIAの目指す
「予防」のアプローチ
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学校での歯科検診、歯磨き支援
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自治体および
コミューン女性こども委員会に
対する歯科保健教育 -
自治体および
コミューン女性こども委員会、
保健センターの連携の構築 -
モンク(僧)の地域住民との集会にて、
保健ボランティアと
コミューン女性こども委員会による
食事提供(子ども食堂)の開催、
生活習慣指導および歯磨き支援